小林正観さんの本に出会ってから、一気に考えたが変わってきた。人生、病気、子どもの教育、お金、人間関係、神様など、人が生きる上でとってもおもしろい話をたくさん紹介している。
『ありがとうの魔法』(ダイヤモンド社)の中で、「ガンになったことに感謝しるとガン細胞がなくなる」と驚くべきことを述べています。
ガンが治ったという人がたまにいるそうですが、その人たちが共通して「ガンになって本当によかった」と感謝しているというのです。
ガンになるとほとんどの人が、嘆き、悲しみ、落胆します。なぜ自分はガンにならなければならないのか?と途方に暮れます。しかし、その嫌われ者のガンに対して「ありがとう」と感謝するということは、多くの人々にとってとんでもない話にちがいありません。
小林正観は
「がんになったことで、同じ病気を抱えるさまざまな仲間と知り合うことができた。命をかけて情報交換をする仲間たちは、みなやさしく、明るく、親切なよき仲間だ。ガンにならなかったら、努力すること、がんばること、競い合うこと、比べること、争うだけの価値観しか知らなかったかもしれない。けれども、ガンになってからは、今までの自分ならかかわりがなかったような「よき仲間」に囲まれている。ガンになって本当によかった。ありがとう」
と書いています。
「ガンになる前より、ガンになってからの方が、ずっと幸せだったと思っている人は、どうやら、奇跡的にガン細胞がなくなることがあるようです。」
とも述べている。
さらに、
「人間は、なぜ病気になるのか、なぜガンになるのかと言うと、神様が、命をかけて感謝することを学んでみませんか? 命をかけて謙虚さを学んでみませんかと、学ぶ機会を与えているのではないか」
と言います。
とても面白く、興味深い考え方です。
「ガンになったことにさえ心から感謝できるようになったならば、「神様」は「もう訓練の必要はなりませんね」と、その人の身体からガン細胞を取り除いてくれるのかもしれません。」
といいます。
なるほど、そうなのか!と唸ってしまいました。
病気は、感謝すること、謙虚になることを学ぶために神様がプレゼントしてくれた、ありがたい贈り物なのだと考えると、なんだかほっとしてきます。
病気とたたかう、ガンとたたか
う、という病気やガンを敵対視することで、自分を苦しく、つらい立場に自らが追い込んでしまっているのではないかと思うようになりました。
小林正観さんは、次のように結んでいます。
「もし余命半年と宣告されたら、半年をどう延ばすかを考えるより、喜ばれる存在になろうと心がけてはどうでしょうか。死ぬまでの間に、どれだけの人に喜んでもらえるかを考えるのです。」
まったく賛成です。いつかは、やってくる「死」。それはこの宇宙の法則です。
生きている間に、喜ばれる存在になることだけを考えたらいい、と思えば、人生がシンプルで楽しくなるように思います。
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